物を持ったときやタオルを絞るときに肘の外側が痛む……。
ゴルフのスイングや草むしりで肘の内側がズキズキする……。
肘だけでなく、小指のあたりがピリピリとしびれる……。
このような肘のトラブルにお悩みではありませんか? 肘関節は、手首や肩と連動して働くため、日常生活やスポーツ、お仕事で知らず知らずのうちに過度の負担がかかりやすい場所です。
当院では、丁寧なカウンセリングと徒手検査を行い、痛みの原因が「筋肉の炎症」なのか「神経の圧迫」なのか、あるいは「首や胸元からきているもの」なのかを的確に見極め、最適な鍼灸施術を提供いたします。
肘関節痛の主な原因と当院の見極め
肘の痛みは、痛む「部位」や「シチュエーション」によって原因が大きく異なります。当院では左右の肘をしっかりと比較し、以下の疾患を念頭に評価を行います。
- 肘の外側が痛む:上腕骨外側上顆炎(テニス肘) 40〜50代の手作業が多い労働者や中高年女性に好発します。物をつまんで持ち上げる動作などで、手首を伸ばす筋肉の付け根が痛みます。
- 肘の内側が痛む:上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘・野球肘) 投球動作やゴルフスイング、工具を握りしめる動作などで、手首を曲げる筋肉の付け根が痛みます。
- 小指側がしびれる・力が入らない:肘部管症候群・遅発性尺骨神経麻痺 肘の内側で神経が圧迫される障害です。小指や薬指がしびれたり、手の細かい動作が難しくなります。子どもの頃の骨折による肘の変形(外反肘・内反肘)が原因で、大人になってから発症することもあります。
- 親指・人差し指が曲がらない:前骨間神経麻痺 前腕の強い痛みの後、親指と人差し指で「キレイな〇(OKサイン)」が作れなくなる(ティアドロップサイン)特殊な神経麻痺です。※感覚障害はありません。
⚠️ 医療機関の受診をおすすめする場合
- 転倒して手や肘を強くついた直後の激しい痛み・腫れ・変形(骨折や脱臼の疑い)
- お子様が手を引っ張られた後に腕を動かさなくなった(肘内障の疑い)
- 前腕の猛烈な腫れ・痛み・指が青白くなり感覚がない(緊急を要するフォルクマン拘縮の疑い) これらがある場合は、まずは専門の医療機関(整形外科)の受診をご提案します。
当院の肘関節痛に対する鍼灸施術
当院では、現代医学的な解剖学の視点と、東洋医学の「通経活血(経絡の滞りを巡らせる)」の知恵を融合させた施術を行います。
① 現代医学的アプローチ(筋緊張の緩和と神経の解放)
- 負担がかかっている筋腱の修復促進: テニス肘やゴルフ肘の場合、前腕の筋肉の付着部に負担がきています。ここにピンポイントで刺鍼し、硬くなった筋肉を緩めることで、肘への引っ張りストレスを軽減します。
- 血流改善による消炎・鎮痛: 鍼刺激によって局所の血流を増加させ、痛みの物質を洗い流すとともに、組織の修復を促します。
- 首や胸郭へのアプローチ: 肘の痛みの原因が「頚椎症」や「胸郭出口症候群」など、首・肩まわりの神経圧迫にある場合は、肘だけでなく体幹部からトータルでアプローチします。
② 東洋医学的アプローチ(「肘労」の弁証論治)
東洋医学では、肘の痛みを各種関節炎の仲間である「痹証」、あるいは「肘労」と呼びます。
- 労損による肘痛: スポーツや労働によるオーバーユースで経筋・経脈を痛めた状態です。局所のツボを駆使して気血の巡りを良くします。
- 風寒湿(による肘痛: 雨の日の作業や、冷え、睡眠中の冷え込みで悪化するタイプです。気血の運行が阻滞しているため、温めて巡りを促します。
- 気滞血瘀による肘痛: 打撲や捻挫などの外傷をきっかけに、局所の血流が滞って(瘀血)痛むタイプです。
【主に使用する経穴(ツボ)】 曲池(きょくち)、手三里(てさんり)、天井(てんせい)、小海(しょうかい)、阿是穴(あぜけつ:痛みの中心点)など。
院長からのメッセージ
「大好きなテニスやゴルフを思い切り楽しみたい」「仕事中の肘の痛みを気にせず作業したい」 肘の痛みは、日常生活のあらゆる動作を憂鬱にさせてしまいます。
これまでの臨床経験も活かし、左右のバランスや関節の動きを徹底的に分析し、あなたの肘に最適なオーダーメイドの施術をいたします。「もう治らない」と諦める前に、ぜひ一度当院にご相談ください。
