歯痛、歯が痛い

<症状>
歯、歯茎が痛い

※注意を要するもの
☑歯ぐきから出血したり、膿が出たりするもの

<鍼灸院では>
三叉神経痛からの歯痛が適応となります
また、歯や歯ぐきを歯科にて治療中の場合や抜歯後の痛みなども鍼灸で対応致します。

【もっと詳しく】
<現代医学的>
虫歯による歯痛の他、最近では食いしばりによる非歯原性歯痛が増えています。

<東洋医学的>
東洋医学では歯痛を虚実に分けて鑑別しており、実証の歯痛では実火、風火、むし歯によるものが多く、虚証の歯痛では腎虚によるものが多い。
手足陽明経脈はそれぞれ上下歯に循行している。したがって大腸や胃に熱(火)があり、それが経脈にそって上炎すると歯痛がおこる。また腎は骨を主っており、歯は「骨余」といわれている。腎陰虚のために虚火が生じ、それが上炎すると歯痛が起こる。
【実火】歯肉の腫脹、発赤を伴い、疼痛がひどい。口臭、口渇、便秘などを伴いやすい。下関、頬車、合谷、内庭、上巨虚にて治療。
【風火】歯肉の腫脹、発赤を伴い、疼痛がひどい。悪風、発熱を伴うことが多い。
【腎陰虚】虚火によるもので鈍痛を呈するものが多い。また歯肉の腫脹、発赤は著明ではない。歯痛だけでなく歯の動揺を伴いやすく、また腎陰虚による腰痛、耳鳴りなどの症状を伴いやすい。
下関、頬車、合谷、太谿、行間にて治療。