鍼灸の治療院に来る方の最も多い訴えが「痛み」に関するものでしょう。
〇〇専門、と謳っている治療院ではまた変わってくるかもしれませんが、メリディアンハウスはりきゅうでは「痛み」を訴える方が多く来院しています。
そこで、どのようにこの痛みの診察や診療をしているのか、解説していきます。
まずは西洋医学的な理学検査などを通して、
「何が悪くて痛みを訴えているのか」
を鑑別していきます。
1.その痛みが「急性」のものか「慢性」のものかを明らかにします。
2.痛みの原因がどこの組織にあるのかを予想します。
皮膚/神経/筋肉/椎間板や靭帯/関節/内臓/骨/精神
3.疾患を把握します。
・痛みの原因組織から疾患を予想
・エビデンスに基づいて鑑別
4.危険因子を確認します→病院へ行った方がいい場合はここで鍼灸ではなく病院での診察を促します
5.痛みのレベルを考えていきます。
末梢組織レベル/脊髄レベル/脳レベル
6.慢性痛になる危険性や慢性痛がさらに悪化する、イエローフラッグを確認します。
7.治療のゴールを設定して、治療内容を組み立てます。